DENTS

Story

Material

最高級皮革を活かす技量と探究心。

微妙な変化や濃淡のデリケートな色合い、また時折、傷がついていたり、天然の皮の持つ特有の性質故、
デンツ社の革バイヤーや選別士の技術が試されます。どの革をとっても2つとして同じものはないからです。
スタイル毎に完璧な革を選別するには、個々の革片をひとつずつ丹念に選び抜き、検査し、等級をつけなくてはなりません。
この選別士の技術と知識を持ち合わせた機械はどこを探しても存在しません。
革選別士の経験に裏打ちされた眼識によって、あらゆる種類の革から、そのきめ、感触、厚み、強さを識別します。
あらゆる特定の手袋を作る為には、それに完璧なまでに適した革一片を選別する以前に、これら全ての性質が決定されていなければなりません。
この飽くなき完璧さへの探究心、品質の追求がデンツの手袋に「秘密のフィット感」と心地よさを与えてくれます。
このことがまさに折り紙付の品質たる所以です。

表面に使用される皮革

ペッカリー グローブ

南米の熱帯雨林に生息する野生の猪豚に似た哺乳類ペッカリー。
銀面(革表面)には3つの連なった特徴ある毛穴があり、その革は厚みがあるにも拘わらず素晴らしい柔らかさをあわせ持ちます。水汚れにも強く、硬くなりにくい性質もあります。使い始めは非常に美しい光沢があり、長く愛用していくとまた違った味わいになるデンツを代表する高級皮革です。野生動物のため、なめし革にしても小さな傷が残ります。これこそ野生ペッカリーの証明と言えます。製品、そのパーツは使用される部位により艶や色、シボ(模様)はそのグローブ唯一ものです。DENTS Peccary Gloveならではの味わいとしてお楽しみください。
真下商事株式会社が輸入販売しているペッカリーグローブは全てCITES(ワシントン 条約)書類付きの正規品となります。

ディアスキン グローブ

ディアスキンとは鹿革のことをいい、
デンツでは光沢のある銀面層を持つ 最高級の北米産の鹿革が使われます。
数ある皮革材料の中でも非常に丈夫でありながら、
とてもきめが細かく柔らかいという特徴を持っています。
グローブの素材に最も適したレザーの一つです。

ヘアシープ グローブ

エジプト周辺の砂漠地帯に生息する特殊な羊の皮革。
非常に薄く柔らかくなめすことが出来、肌に吸い付くように滑らかで
シルキーな感触をもち、その使い心地は最高です。
デンツのヘアシープ グローブのほとんどは、
世界有数の高品質レザーを製作する 英国の名門ピタード社のレザーを使用しています。

使い心地を大きく左右するライニング。

手袋のライニング(裏地)は非常に重要で、ライニングの素材及びその中に挿入される芯が手袋の最終的な外観に影響を与えます。
手袋のライニング素材は各種あり、その中でも今日一番人気の高いのがシルクとカシミヤです。
デンツ手袋のライニング素材だけを使った一組の手袋を作り、それを伝統的な方法で手袋内に挿入し、手袋の中にもうひとつ手袋が入る形にします。
このように2重にする事でよりフィット感が増し、はめ心地の良い手袋が出来上がります。

ライニング(裏地)の素材

シルク

独特の光沢と滑らかな肌触りが特徴のシルク。
冬に暖かく夏に涼しい、皮膚に最も近い繊維として素晴らしい柔らかさを持ちます。
シルクの主成分タンパク質セリシンには、抗菌性、調湿性、吸臭性、 紫外線カットの効果なども持ち合わせています。
ライニングとして使用することで、より手に吸いつくような 一体感を感じることができるでしょう。

カシミヤ

カシミール地方に生息するとても細く長い繊維をもち、毛足の長い毛を選別すると
1頭からわずか200gほどしか採取できない貴重な素材カシミヤ。
この貴重な素材で編上げられたライニングは、 とても贅沢な温かみと軽さを持ち合わせています。
デンツ社は、カシミヤ製品で定評のあるジョンストンズ社で特注した カシミヤ・ライニングを使用しています。

ノーライニング

『表面の素材をより堪能したい』というお客様にお薦めするライニングが無いもの。
直に素材に触れて頂き、繊細な指先に伝わる感触を体感することができます。
お手入れがしやすくなるので、末永くご愛用したい方にもお薦めです。

History Movie